Studio Radishネットワーク速度測定システムRadish Network speed testing
 
ネットスピード 資料室
eo光ネットホーム 1Gコースの実力

ケイ・オプティコムが2005年7月に開始したeo光ネットホーム1Gコースに先立ち、一部の地域でテスト運用が行われていました。
100Mbps超の測定に対応した大阪サーバーで、その回線からの測定結果を統計データとして採ることができましたのでご紹介いたします。

100Mbps超のサービスは試験などを含めちらほら発表されているような段階ですが、統計として紹介できるサービスは初めてです。このデータは約30サンプル(ユーザーの重複は除く)でした。

データとしては下りは概ね400Mbps程度でているようです。上りに関しては低めになっていますが、高速な回線になるほどサーバー側のRWINの設定(64KB)による制約が大きくなってくるのでこの影響ではないでしょうか。
このクラスの通信になるとデータ処理の負荷もかなり高く、大阪の測定サーバーで500Mbps強が測定限界になるのもサーバーのCPUの限界から来るものです。測定値は400Mbps程度ですが、回線ではなくその他の部分がボトルネックとなりこの速度になっている可能性も考えられます。この回線能力を生かそうと思うとかなりの処理能力のPCが必要になるでしょう。

下り速度と上り速度のスループット分布

期間中にRadish Network Speed Testing (大阪サーバー)で測定されたもの。
eo光ネット ホームタイプ詳細はこちら→http://eonet.jp/home/index.html
まだまだ1Gbpsを利用するに値するコンテンツは少ないといった話も聞きますが、P2Pでの知り合い同士とのデータの受け渡しや、ネットワークを複数の目的で同時に使用するケースなどではそれなりの恩恵があるかもしれません。
1Gbpsの回線が一般ユーザーの手に届くと言うのは、現在はフェラーリを公道で走らせるようなものかもしれませんが、現在のIT技術の進歩からすると1Gbpsが大衆車になる日もそう遠くないのかもしれません。
とりあえず一般の100M回線の平均の10倍程度のスループットが実際に個人向けの回線で出ているというだけで、フロンティアがまた一つ開拓されていくのを感じます。

Ryuji , 藤沢 共著

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