Studio Radishネットワーク速度測定システムRadish Network speed testing
 
ネットスピード 利用ガイド

Radish Network Speed Testing の 特徴
簡単に測定できる
測定条件を設定する必要がないので、どなたでも簡単に測定できます。手動で測定条件を入力するのは面倒だし入力ミスも起こりますが、当サイトではこちらが自動で設定しますので、初期設定のままでも測定を開始することができます。

測定可能な速度帯が広い
測定可能な速度帯が広いので10kbps程度のナローバンドから500Mbps程度のブロードバンドまで測定できます。

下りも上りも正確に測定
Radishの独自の測定方法で、キャッシングや先読みなどによる測定誤差を理論上ほとんど出さずに、実効スピードを測定することができます。また、上下とも受信側にデータが実際に到着したしたことを計測するので、上りの回線速度も信頼できる測定をすることができます

マルチセッションの機能で超広帯域に対応
同時に複数のTCPのコネクションを使用するマルチセッションの機能で、TCPの論理的な転送速度の限界を超える測定ができます。使用するTCPセッションの数はシステムが自動的に最適に設定し、最大16接続までに対応し超広帯域に対応します。また、設定を変更することで、TCP1接続での測定などを行うことも可能です。

測定結果の信頼性を分かりやすく表示
測定結果が出ても、その結果が本当に正しいのかどうか不安になったりしませんか?
当サイトでは、グラフと測定品質の点数から安定した測定ができたかどうかが分かりますので、測定結果がどのくらいの信頼性を持っているかを直感的に感じることができます。
信頼性高
信頼性低

遅延も測定
RTT(ラウンドトリップタイム)も測定できます。RTTはそれを測定するツールの名前からping値と呼ばれる重要なネットワーク性能の要素です。平時のRTTとネットワーク負荷をかける測定中のRTTの変化を連続的に測定し確認することで、ネットワークの安定性を多面的に確認できます。

他の測定者の影響を受けません
同じタイミングで2ユーザーが測定を行った場合に、結果が1/2に抑えられるなどといった現象が起こらないよう、複数の測定要求に対して適切な順番待ちや負荷制御が行われるようになっています。

マルチセッションを使用した測定に関して

マルチセッションでの測定結果が、回線の能力に近づく理由
当サイトの測定システムは、端末と測定サーバー間のデータ転送能力(スループット)をターゲットとし、TCP/IPでのTCPのアプリケーション層での測定を行っています。
PCから測定サーバでのイメージ図
この間のスループットをターゲットとしています

広い帯域を持つ回線は、1つのTCP接続だけでは帯域を使い切ることはできませんが、複数のTCP接続を使うマルチセッションでの測定では、利用可能な帯域の空きを使って、回線の能力により近い測定が行えるようになります。
1接続では帯域を使い切れない (遅延が大きく1接続ではスループットが出ない)

複数接続により、回線の能力に近い測定ができます
※初期設定のまま測定すれば自動的にマルチセッション測定となります
※セッション数を1にすれば、従来通りTPC/IP1接続の通信速度を測定することが可能です。
マルチセッションでの測定の意義
1つの家庭の中で、複数のクライアントマシンが回線を共有する環境も増えてきています。また、多くのシステムで同時に回線を利用したり、ソフトウェアによってはTCPの1接続のみで通信を行うとも限りません。
そのためTCP1接続の速度ではなく、マルチセッションにより回線の能力に近いスループットを測る意味が増してきています。

図:複数のTCP接続により、一つの回線が利用されている日常場面の例
補足
インターネットの通信では物理的なネットワーク内に、TCPセッションと呼ばれる論理的な接続が形成されてデータの送受信が行われます。TCPを用いた通信では帯域遅延積で表されるように、遅延(RTT)が大きいほどスループットが低下する性質をもちます。このスループットの上限的なものはTCPの各セッション(コネクション、接続などとも呼びます)に対して働くものです。そのため、複数のTCPコネクションを使用することで、帯域の能力に近づけたスループットを測定することが可能になります。

なお、測定は複数セッションを使用するものであっても、同一時刻区間内で転送できたデータサイズの合計と経過時間を実測で計測したものですので、測定の誤差要素を除き、使用している物理的な回線の能力を超えることはありません。

Radish Network Speed Testing の 仕様

サーバー
当システムのサーバーは以下に設置されております。
東京サイト → WebARENA
測定の範囲と測定限界について
10kbps〜500Mbps程度の範囲で概ね安定した測定を行う事ができます。
データセンター内での実測では、東京サイトが840Mbps程度となっております(2007年11月現在)。
サーバー側のRWINについて
東京サーバーは約4MBまでの自動調節となっております。
動作環境
測定ができない場合は以下をご確認ください
  • ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてください。
  • スマートフォンやタブレット等でもHTML5の機能のあるブラウザで測定が可能です。
  • 最新のブラウザでのご利用をお勧めいたします。
  • リリースから年月の経過したブラウザではサポートされる機能の制限により利用できない場合があります。
  • WebSocketを使用しますので、WebSocket未対応のプロクシなどを利用していることにより、測定でができないまたは不安定になる場合があります。
Javaの動作に関する警告に関して
Javaアプレットを使用して測定する場合は、動作環境により測定ページ表示時にセキュリティ警告が表示される場合があります。詳細
測定条件の設定
回線速度の違いによる測定の設定などは全て自動で設定されます。
回線情報の登録
登録は任意です。登録を行わなくても測定には影響はありません。
登録内容は統計とレポートに使用しますので、接続に利用されている回線についてご登録ください。ご登録の際には、お間違えのないように(特に単位などに)ご注意ください。登録された内容は常時確認できます(右図参照)。登録内容の変更もそちらから可能です。
用語について
測定の設定項目
データタイプ アナログモデムのようなデータ圧縮機能のある回線を測定する際に使用する設定項目です。「圧縮効率高」は、最も圧縮効果を大きく期待できるようなデータで測定、 「圧縮効率低」は既に圧縮されているファイルのようなこれ以上圧縮効果を期待できないようなデータで測定します。「圧縮効率低」が最も転送速度が遅くなり実際の回線速度をそのまま表した結果を得ることができます。データ圧縮の働かない一般的な構成では影響はありません。
測定結果
速度 単位の「k」は1,000倍、「M」は1,000,000倍として使用しております。
測定品質 サーバーの負荷による測定の乱れからくる測定の精度の低下を数値化。統計的手法により"99パーセンタイルの領域になると推定される誤差範囲"の"測定値"に占める割合を使用し、最大が100になるよう加工されております。

更新履歴

2023/03/30
東京WebARENA版 Ver. 5.7.7.2 公開開始。
大阪新町データセンター版サービス終了。
2020/02/13
Ver. 5.7.3.1 βに更新。
2020/02/01
Ver. 5.7.3 βに更新。
2019/11/12
Ver. 5.7.2 βに更新。
2018/07/18
Ver. 5.3.5 βに更新。
2018/04/07
Ver. 5.3.3 βに更新。
2018/03/30
Ver. 5.3.2 βに更新。
2018/02/24
Ver. 5.3.1 βに更新。
2017/02/14
Ver. 5.2.2 βに更新。
2016/12/13
Ver. 5.2.1 βに更新。
2016/11/29
Ver. 5.2 βに更新。
2016/06/22
Ver. 5.1.1 βに更新。
2016/06/02
Ver. 5.1.0 βに更新。
2016/05/16
Ver. 5.0.1 β公開開始しました。
2014/04/09
Java 8でのご利用に対応しました。
2013/11/21
Javaアプレットに署名を付与しました。アプレットはサンドボックス内で動作します。この変更により一部環境においてアプレットが動作しなくなる場合があります。詳しくは動作環境の項目をご覧ください。
2011/03/16
大阪サーバーの更新。
2008/02/27
回線情報登録の仕様変更。
2007/11/20
東京サーバーの更新完了(10/1より段階的に更新)。
2007/10/7
Ver.3.2.2
負荷制御システムのマイナーな修正。
2005/09/21
Ver.3.2.1
Javaバーチャルマシンの不具合により上り予備測定時にハングアップする問題を回避する機能の追加。
2005/6/30
Ver.3.2
予備測定時の帯域調整の厳密化。100Mbps以上の測定で予備測定時に帯域調整が適切に行われない可能性のあったものを修正。
2004/12/1
Ver.3.1.1
東京WebARENA版URL変更 大阪新町データセンター版公開開始
細かい仕様変更。
2004/10/4
Ver.3.0
上り方向の測定方法の変更による測定品質の向上と予備測定の短縮。
負荷制御機能の強化。
IE Mac版などへの対応。
測定条件の若干の調整。
レポートのホストアドレスのマスク機能。
測定結果から測定条件が不適切であったと判断された場合の再測定機能。
2004/4/22
Ver.2.4
バージョン情報の表示などマイナーな変更。
2004/4/8
Ver.2.3
みんなの測定結果への不正データ投稿のチェック機能の追加。
Sun製のJavaバーチャルマシンでEnterキーによる測定開始が受け付けられるように修正。
2003/1/18
Ver.2.25
レポートに測定地情報を追加。
2002/9/30
Ver.2.24
回線情報の登録機能を追加。負荷制御を若干緩和。
2002/7/20
Ver.2.23
Javaバーチャルマシンが通常行わない動作をした場合にも問題が生じないようアプレットを修正。負荷制御の強化。
2002/6/28
Ver.2.21
負荷制御のスクリプトでクッキーに不具合のある環境で起こる問題の解消。測定時刻をサーバー時刻で表示。リポートの表示形式の変更。
2002/6/22
Ver.2.2
Ver.2.2では負荷制御がつきました。上下が同時に測定できるようになりました。サーバーが移転しました。
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Ver.2.1
集計アルゴリズムと通信手順の修正により、次の不具合が解消されました。・・・通信特性により一部の環境で実際の速度より早い結果を算出する不具合、一部のプラットフォームで通信手順が正常に動作しないため計測できない不具合。
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Ver.2.0
Ver.2.0以降では測定速度・測定精度が大幅に向上しました。また、以前はブラウザの種類による制限がありましたが、上りを含めブラウザの種類によらず測定出来るようになりました。

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■参考

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