Studio Radishネットワーク速度測定システムRadish Network speed testing
 
Network Speed Testing 利用ガイド

よくある質問

Studio Radishによく寄せられる質問をまとめてみました。測定システムに関してお困りのことがある場合なども、こちらをご確認いただくとよいかと思います。

なお速度向上に関する直接のご質問にはStudio Radishではお答えいたしておりませんので、掲示板をご利用ください(掲示板のご利用に関しては右のコラムをご参照ください)。

もしシステムに関して、サイト内の情報で解決できないようなトラブル等がございましたら、お問い合わせください。

測定ができません

測定システムの動作環境については、仕様と特徴の[Radish Network Speed Testingの仕様]をご確認下さい。その他測定できない場合には、[測定できない時]をご覧下さい。

突然遅くなったのですがどうしてですか。他の測定サイトではまったく変化がなく、パソコン環境も変えていないのですが。。。。

他の測定サイトに比べ私どものサイトだけが、低い値になるということでしたら、測定サーバーあるいはそこに至る経路の問題と考えるのが妥当と思います。

[みんなの測定結果]で他の方の測定もいつもと違う値になっているようでしたら、当サイトのサーバーに一時的にトラブルが生じている可能性がありますので、日をあらためて測定をお試しください。もし数日経っても改善されないようでしたら、当サイトに関連する情報が掲載されていないかをご確認ください。

他の方の測定が正常に行われているようでしたら、問題はインターネットにおけるISP間の経路上の混雑などが最も可能性が高いと考えられます。[みんなの測定結果]ではISP等を絞り込んで表示する事もできますので、ご参考になるかもしれません。こうした現象はISP側の一時的な問題の場合も多いのでしばらく様子を見られるとよいと思います。

測定サイトによって結果にばらつきがあるのはなぜですか?

測定サイトの測定システムの性質や測定限界によって結果に違いが生じます。

性質の違う測定サイトでの計測値は、性質を理解した上で色々比較するとご自身の環境の何が処理能力の問題となっているのかを知る手がかりにもなります。

測定サイトの測定限界を超える速度においては、測定サイトのサーバーの能力の問題により、ある一定の速度以上にはならない場合や、測定条件が不適切になるため正確に測れなくなる場合などあります。当サイトの測定限界に関しては仕様と特徴の[Radish Network Speed Testingの仕様]をご参照ください。

当サイトで測っているもの

それぞれの測定サイトには色々な特性があります。生の回線の速度を測ることを目的としたサイトと端末のブラウジング環境の能力を測ることを目的としたサイトでは、だいぶ結果は異なってきます。

当サイトは端末の能力の影響を少なくし、回線の能力としての通信速度を測ることに主眼を置いて設計しています。

一般に速度は

実際の回線速度(リンク速度) > 処理を伴なわない転送速度 > ソフトウェアが行う通信の速度

となります。

当サイトでは、処理を伴なわない転送速度を計測しています。

それに対して、画像データなどの表示速度を測っているサイトでは実際のソフトウェアが行う通信の速度に近い値を測定していることになります。

CPUの能力やクライアント、測定システムの設計外となることによる測定誤差

表示処理を伴なう測定サイトではCPUの能力やメモリの容量などの影響を強く受けます。また、設計により保存装置(SSDなど)へのデータの書き込み速度の影響を受けるシステムもあります。当サイトのシステムは、メモリの容量、保存装置への書き込み速度の影響を受けません。非常に高速な回線やCPUの能力が非常に低い場合には、CPUの能力が結果に影響する場合があります。

また、測定システムの設計上の測定値を越える測定では、十分な転送量が得られないなどの理由で、測定誤差が非常に大きくなるシステムもあります。当サイトのシステムは最低10kbps程度から、最高は1Ebpsを越える測定に対応する設計となっており、サーバーのハードウェアの能力の範囲では実用上全て適切な測定が可能です。

ISPや通信キャリアの網内の測定システムとの違いは?

多くの大手通信キャリアやISPは、お客様の通信速度測定用に専用サイトを提供しています。

専用サイトと当サイトなどインターネット上の一般サイトの大きな違いはその設置位置となります。専用サイトは一般的にISPや通信キャリアのユーザのアクセスがまとまる部分に設置され、各社のネットワークを相互に接続するピアリング、IPトランジット、IXなどのインターネット網の影響を受けません。

このことによる速度への影響は以下のようなものが考えられます。

  1. 一般サイトではインターネット網の混雑による速度の低下が起こる
  2. 一般サイトでは測定サイトまでの経路における物理的なスループットがボトルネックになる
  3. 一般サイトでは往復遅延の増加が起こり、速度が低下する場合がある
  4. 専用サイトでは引き込み線などの各社の設備の健全性を確認できる

1については全体的なユーザの利用状況ですので時刻的影響を強く受けます。平日は一般的に午後7時ごろから午前0時ごろまでが最も混み合い午前2時ごろから午前7時ごろまでが最もすく状態になります。この状況に合わせて極度に速度が変化する場合はバックボーンの能力不足ということになります。混雑の確認には当システムの繰り返し測定を活用ください。

2については、私どものサイトまでの最終的な枝回線などを含めた接続経路の問題となりますので、ISPの接続能力の不足のようなプロバイダーの努力とはあまり関係ない部分での制約となります。

3についてはサーバーの距離が遠くなり、中継器も増えることでことで、往復遅延というデータが届くまでの時間が増大することによる処理効率の低下が速度の低下要因となります。モダンなOSではRWINなどは自動で調整されるようになっておりますが、原理については[RWINを調節する意義]に解説ページを用意しております。

利用しているサービスの速度面などの品質に問題を感じた場合はまずは専用サイトの結果を確認してください。その上で当サイトの結果などと比較すると問題の有無を確認しやすくなります。

性質の違う測定サイトでの値を比較・・・問題を見出す手がかりに

お使いのISPや通信キャリアの網内の測定システムや、他の測定システムにはそれぞれのシステムの特性があります。結果の違いを比較することで何か分かることがあることもあります。関連サイトの[スピードテスト]にいくつか測定サイトを紹介しております。

測定にはどのくらいのCPUの性能が必要ですか?

測定可能な速度の限界はお使いの端末のCPU性能にほぼ比例します。 1Gbpsを測定するのに必要なおおよその処理能力は、PassMarkのスコアで下記程度になります。

HTTPSでの測定

シングルスレッドスコア410以上 、マルチスレッドスコア 1390以上

Google ChromeやMicrosoft Edgeなど、JavaScriptのエンジンV8を採用したブラウザの場合

HTTPでの測定

シングルスレッドスコア290以上 、マルチスレッドスコア 1150以上

Google ChromeやMicrosoft Edgeなど、JavaScriptのエンジンV8を採用したブラウザの場合

Javaアプレットでの測定

マルチスレッドスコア 760以上

500Mbpsでは半分になりますので、過去10年以内に市販されたPCで当サイトでの測定でCPUの処理能力が不足することはまずありません。

セキュリティ対策ソフトなどネットワークの利用時に働く他のソフトの処理が影響する可能性はあります。

実際にダウンロードを行っている際の転送速度が測定結果と違うのはなぜですか。

当サイトシステムは、回線自体の能力がどのくらいであるかということを測定することを目的として設計されています。このため、実際の運用段階でのスループット(処理能力)とは多少異なるものになる場合があります。

違いの主な要因として以下のようなものがあります。

サーバー側の処理能力の限界

サーバーは多くのユーザーからのアクセスもありますし、データを送り出す速度がネットワークの速度より遅いことは少なくありません。ファイルのダウンロードなどで速度が出ないのはこのためであることが多いです。ただし、ネットワークの速度向上に伴い、平均的なサーバーの処理能力も時代とともに向上しています。

端末の処理能力の限界

当測定システムでは端末に負荷をかけないよう、測定に不要な処理を排することに注力していますが、通常のブラウジングでは、ページのレイアウトや画像の展開など、多くの処理が要求されます。また、ファイルのダウンロードではディスクへのデータの書き込みも発生します。このため回線の速度が非常に速い場合や、端末の能力が低めの場合などにはこのことが影響する場合があります。

TCP1接続での転送速度の限界

ブラウザが使用する主な通信方法であるTCPには、1接続当たりの転送速度の限界があり、RTT(往復遅延)が大きい場合低下しがちです。

当サイトの測定システムでは、複数のTCP接続を束ねて測定を行うマルチセッション機能があるため、TCP1接続での転送速度より高い値を計測できます。一方、1つのファイルのダウンロードなどでは一般的にTCP1接続でデータを受信します。当サイトの測定結果で接続数が大きい場合や、ダウンロード元のサーバーが海外などの遠方のときなどはこのことが違いの要因になっている可能性があります。

詳しくは仕様と特徴の[マルチセッションを使用した測定に関して]に解説されています。

Ping値は測れないのですか?

結果に表示されるRTTの値がPing値です。RTTはラウンドトリップタイム(Round Trip Time)の略で往復遅延と呼ばれます。送信したデータが相手に受信され、受信したことのACK(acknowledgement 受取確認)応答を送信元が受けるまでの時間を表します。RTTの測定にpingコマンドを使用することから、Ping値と呼ばれることがあります。

なお、およそ1Mbps以下の測定では通信速度の測定への影響を考慮して、測定中のRTTは計測されません。

IPv6とIPv4に速度の違いはありますか?IPv6とIPv4で測定結果に違いが出るのはなぜですか?

IPv6とIPv4ではプロトコルのヘッダーが異なるので、転送効率が少し異なりますが実用上の効率の違いはわずかです。

インターネットではデータがスイッチやルーターなどの中継機で転送されていきますが、中継機を繋ぐ経路を決定するルーティングと呼ばれる仕組みの設定は、IPv6とIPv4で異なるものになっていることが少なくありません。このため通過する経路の距離や混雑状況、経由する機器の性能などが異なることがあります。

測定結果に大きな違いが出る場合は、使用される経路の違いによるものと考えられます。

HTTPSとHTTPの違いは何ですか?

HTTPSとHTTPは一般的なインターネットのブラウジングで使用される通信手順で、HTTPSは暗号化の機能により通信の秘匿性を確保した通信で、HTTPは暗号化しない通信です。

暗号化しない分HTTPでの測定は端末の処理負荷が低くなります。現在のブラウジングの通信のほとんどはHTTPSが使用されます。

データタイプにより何が変わりますか?

一般的な通信機器の構成では測定に違いを生じません。

データ圧縮機能により通信速度を向上させる機能が介在する通信経路では、圧縮効果の働くデータタイプを選択することで、その効果を確認できることがあります。

Javaアプレットでの測定が選択できません。Javaアプレットでの測定にメリットはありますか?

Javaアプレットでの測定を選択するためには、Javaアプレットが利用できる環境でHTTPでの測定を選択ください。

現在Javaアプレットの利用できるブラウザは、Windows版のMicrosoft EdgeのInternet Explorerモード(IEモード)のみです。Javaアプレットのご利用についてはこちらをご覧ください。

Javaアプレットでの測定とJavaScriptでの測定には大きな違いはありませんが、Javaアプレットでの測定は端末への負荷が低く、時間分解精度が高いという長所があります。また、通信の際のTCPの受信バッファの大きさがJavaアプレットでは測定システムにより能動的に調整されます。このため下り方向の測定結果が改善される場合があります。

JitterはRTTの変化の大きさですか?

送信元から受信先へデータが届くのに要した時間を連続して測定した場合の、前回の測定値との差の大きさがJitterになります。

RTTの変化の大きさに近くなりますが異なるものです。RTTは往復の遅延を測定しますが、Jitterは通信の往路のみを測定します。

Jitterはパケットロスや経路上の処理待ちなどの要因を反映します。

RTTは通信先までの距離や中継機の数、混雑などによるバッファリングの量を反映します。

自分の結果が速いのか遅いのかわかりません。

[みんなの測定結果][統計データ]をご覧になり比較ください。

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掲示板のご利用に関して

当掲示板でアドバイスをお求めになる際は、速度測定のレポートと併せて、次のような事柄を記載すると他の方からのコメントをもらいやすくなります。
  • 回線の種類
  • (FTTH、CATV、ADSLなど)
  • キャリア(回線業者)・サービス名
  • (フレッツ 光クロス、eo光ネット ホームタイプ、NURO光 2ギガ 戸建て など)
  • プロバイダー
  • (OCN、BIGLOBE、@Niftyなど)
  • 接続方法(有線か無線か、無線の場合はWi-Fi6などの規格名)、OSの種類、使用しているセキュリティ対策があるとなおいいかもしれません。
  • ADSLの場合は局からの距離
  • (局までの距離をお知りになるためには、NTTにより提供されているサイトがご利用頂けます。[関連サイト]をご参照ください)
ブロードバンドキャリア
■FTTH
■CATV
■モバイル
■ADSL
■参考

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