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測定品質から何がわかるか
■測定品質とは?
この品質は、以前のシステムで多かった測定中のサーバーの負荷による測定の乱れからくる測定の精度の低下を数値化してものです。直接的には回線の品質ではありませんのでご注意ください。具体的には、主にグラフで見ることのできる測定の乱れ(グラフの凸凹)を表しておりますが、その他に測定結果から測定条件の設定が適切にできたかも採点するようになっております。
□測定品質が高い時
安定した状態で測定できているので、測定値の信頼性が高いと思われます。測定品質が80程度を超えていれば大体の測定は出来ているはずです。
□測定品質が低い時
測定品質が50を下回っている時、測定の状態がよくなかったため、測定値はほとんど信頼性がないということが分かります。
例えばクライアント側のコンピューターの動作が落ち着いていないことや、当サイトのサーバーが混雑などにより安定していないことなどが原因として考えられます。右図は高精度の測定結果なのですが、通常15本前後出るはずのグラフが極端に少なくなっています。この場合、測定条件の設定が安定して行われなかったことが原因で、測定値自身の信頼度も低下してしまっているという事がわかります。
これらは、コンピューターの落ち着いた状態異なる時間帯に測定すると改善される場合がほとんどです。

■誤差の評価方法
測定の乱れを表す数値化には、統計的手法により"99パーセンタイルの領域になると推定される誤差範囲"の"測定値"に占める割合を使用し、最大が100になるよう加工されております。
通常このような誤差を評価する場合は、95パーセンタイルを使用することが多いですが、試行の結果この設定の方が数値を見たときの直感に近い数値になりそうだということで、この設定にしてみております。

■常に測定品質が低い時
異なる時間帯などに数度測定してもやはり品質が低い場合は、このシステムの測定時間では予測をするのが難しいタイプの通信状況であるということも考えられます。

右図をご覧下さい。グラフが周期的に変化しています。通信が一時的に溜め込まれて、それを一度に処理するというようなことが繰り返されているようです。
これは通信経路に存在するファイアーウォールなどの通信を制御するソフトやルーターなどの機器によっては、また、Javaのバーチャルマシンの仕様によっては、このような現象が起こることがあります。
当システムでは測定に約10秒から20秒程度の時間を要しますが、これは一般的なバッファーなどの影響をテストした結果最低限必要だと判断した計測時間になっています。しかし、このように変化の周期が大きく長い場合の速度を見積もるにしては、測定時間が短いので測定の信頼度はあまり高くならないということがあります。ただ、このように周期的に変化している場合は、測定品質の点数が低くても、測定はある程度できていると思われます。

その他、1回線を複数の方で共有している場合、利用状況により回線速度が刻々と変化するので、速度をどのように見積もってよいか分からなくなるため測定品質は低くなります。
またパケットロスも、ロス以降のデータがロスされたパケットが再送されてくるまで処理されないでブロックされることが測定の乱れとなりますので、パケットロスが頻繁に発生する環境でも測定品質の数値は低くなります。この場合も測定品質の数値よりは測定精度は高いはずです。
掲示板のご利用に関して
■回線の能力についてご質問になる際には
当掲示板でアドバイスをお求めになる際は、速度測定のレポートと併せて、次のような事柄を記載すると他の方からのコメントをもらいやすくなります。
  • 回線の種類
    (ADSL、FTTH、CATVなど)
  • キャリア(回線業者)・サービス名
    (フレッツ・ADSL 8M、フレッツ・ADSL 1.5M、Bフレッツベーシックなど)
  • プロバイダー
    (@Nifty、So-netなど)
  • 局からの距離(ADSLをお使いの場合)
    (局までの距離をお知りになるためには、NTTにより提供されているサイトがご利用頂けます。[関連サイト]をご参照ください)
  • ちょっと難しくなりますがさらにリンク速度、MTUやRWINなどを変更しているか、などがあるとなおいいかもしれません。
■掲示板に測定結果リポートを提示される場合
ホスト情報をチェックし公開したくない場合は消去してから掲示板へ掲載してくださいレポートの内容にはユーザーのホストが記載されます。ホスト環境によりましてはIPアドレスが含まれる場合がございますので、IPアドレスを公開したくない方はご注意ください。

測定サイトによって結果にばらつきがあるのは
測定サイトの測定の性質や測定限界によって結果に違いが生じます。
性質の違う測定サイトでの計測値は、性質を理解した上で色々比較するとご自身の環境の何が処理能力の上で問題となっているのかを見出すよい手がかりになります。
測定サイトの測定限界を超える速度においては、測定サイトのサーバーの能力の問題により、ある一定の速度以上にはならない場合や、測定条件が不適切になるため正確に測れなくなってしまう場合などがあります。当サイトの測定限界に関しては下記をご参照ください。
■当サイトで測っているもの
それぞれの測定サイトには色々な特性があります。生の回線の速度を測ることを目的としたサイトと実際のブラウジングに近い処理を行ったときの速度を測ることを目的としたサイトでは、だいぶ結果は異なってきます。
当サイトは如何に生の通信速度を測るかと言うことに主眼を置いて設計されています。

一般に速度は
実際の回線速度(リンク速度)>処理を伴なわない転送速度>ブラウジング時の速度
となります。

当サイトではできるだけ処理を伴なわない転送速度を計っていることになります。
それに対して、画像データなどの表示速度を測っているサイトでは実際のブラウジング時の速度に近い値を測定していることになります。

■CPUの能力やクライアントによる測定誤差
ブラウジング処理を伴なうサイトではCPUの能力やメモリーの容量などの影響を強く受けますが、当サイトでは、ともにほとんど影響を受けません。
また、FLASHを使用したサイトはおそらく生に近い値を測定することを目的としているものがほとんどなのですが、これもおそらくですが、プレーヤーの性格上ダウンロードしたデータを取り込むメモリーの確保の処理のため多少メモリーの搭載量やCPUの能力の能力の影響を受けるようです。また、これはプレーヤーのバージョンによってもだいぶ違うことがあるようです。

■性質の違う測定サイトでの値を比較・・・問題を見出す手がかりに
関連サイトの[スピードテスト]にいくつか測定サイトを紹介しております。結果の違いから推測される現象についてもそちらにご説明しております。

実際にダウンロードなどを行っている際の転送速度が測定結果と違うのは
私どものシステムでは、実際の回線速度が、どのくらいであるかということを測定することを主な目標として構築しておりますため、実際の運用段階でのスループット(処理能力)とは多少異なるものになる場合があります。
これには大きく2つの要素があります。
一つ目はデータを供給するサーバー側の処理能力の限界です。ファイルのダウンロードなどで、速度が出ないのはこのためです。サーバーがデータを送り出す速度が遅いわけですから、どんなに回線が速くてもそれ以上の速度にはなりません。ただし、回線速度の向上に伴ないまして、平均的なサーバーの処理能力の向上もだいぶ速い速度で進んでいるようですので、近いうちに回線速度も生かせるようになってくると思います。
二つ目は受け取る側のコンピュータの処理能力の限界です。当測定システムでは、この要素をできるだけ取り除くよう余計な処理をしないよう細心の注意を払っていますが、通常のブラウジングでは、ページのレイアウトや画像の展開など、多くの高負荷の処理が要求されます。このためあまり性能の高くないコンピュータではサイトの画面表示速度などとなってこの部分が影響してきます。

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